Directed by Robert Mulligan(1962)
Story telling through six years old girl’s eyes about her father who worked the case as black man’s lawyer, and who fought for prejudice and injustice in 1932 Alabama. The same titled novel by Nell Harper Lee published in 1960, and made into the film. Starring: Gregory Peck
邦題:アラバマ物語
1960年に出版されたNelle Harper Lee 著の同名の小説の映画化。米国公立学校の推薦図書として筆頭に上げられている小説のひとつでもある。白黒映像の映画では、Gregory Peckが主役の白人弁護士役で、理想的父親像、社会正義感、博愛主義のこもった人物を演じて高評価を得た。ストーリーは、人種差別が歴然と存在していた時代にアラバマの町で起こった白人女性レイプの犯人として捕らえられた黒人男性を弁護する父親を、後年娘が語っている。母親を亡くし、兄といつも一緒の悪戯娘は、父親と同じく社会正義感が強かったが学校では腕力に訴えていた。暴力が嫌いな父親は、言葉と敏速なる判断力と行動で戦っていた。そんな父親を娘が理解するのには時間がかかった。映画の中での時間の流れはゆっくりではあるが、子どもの視点が丁重に語られている。