The way back

Directed by Peter Weir (2010)

Incredible survival story of prisoners who escaped from Siberian gulag in 1941, and traveled over 4,000 miles on foot to get their freedom. Crossing the continent under different climate, unknown geographical feature and unfamiliar racial culture, and  finally 3 men could success to cross over the Himalayas to the green highland in India.

邦題:ウェイバック 脱出6500km

第二次世界大戦当時、シベリアの強制収容所から逃げ出した男達六人と、途中から加わった集団農場から逃げ出した一人の少女によるサバイバル映画ではあるが、そのスケールが凄い。シベリア、モンゴル、中国、チベット、インドへと徒歩で進むのだが厳寒のシベリア、灼熱の砂漠、雪に覆われたヒマラヤ越えと、大自然の過酷さに挑戦する人間の限界を試されているようだ。途中で、一人は祖国に留まり、少女と一人の男性が息を引き取り、一人はチベットに残り、結局三人の男性がインドの緑に覆われた茶畑にたどり着く。導入部で妻の告白ゆえにシベリアに送られたポーランド人男性の妻への愛の記録でもあり、戦争によって起こる人の心の醜さへの弾圧でもある作品。オールロケのこの映画はナショナルジオグラフィックの協賛もえている。

The Prince and me

Directed by Martha Coolidge (2004)

A Wisconsin girl meets a young man who has different personality from other college classmate, and they fall in love each other without her knowing that he is a prince from Denmark.

邦題:プリティー・ガール

デンマークの王子がお忍びで米国留学し、そこで出会った農場の娘と恋をするシンデレラ・ストリーではあるが、単なるハッピーエンドに終わらないところがこの映画の今日的魅力である。デンマークのロイヤル文化と米国ウイスコン州の農場文化の対比が、大変に興味深い。その中でも、一人の女性としての生き方をしっかりと見出そうとする主人公の女性をJulia Stilesが好演している。文化の違いをコミカルに描いた、楽しいロマンス物語で、この映画の継続版も異なる人達で制作されている。

Twist of faith

Directed by Paul A. Kaufman (2013)

A Jewish heartbroken widow who lost his wife and 3 children by tragic violence, comes to a small town in Alabama and meets a single Christian mother.  They have a same passion for music and the widow starts to heal to be ready for new life with her despite their different faiths and race.  Starring: Toni Braxton

ユダヤ教徒の白人一家が悲劇に遭った。三人の子どもと妻をバスの中で銃殺された夫は、今まで心の支えとなっていたユダヤ教の宗教さえも置き去りにして、放心のまま人知れず、あてのない旅に出た。何気なくバスを降りたアラバマの小さな町で、黒人教会に世話になりながら、少しずつ心を取り戻す。そこで出会ったシングルマザーの黒人女性(Toni Braxton)が、音楽と共に彼の心に光を届けるのであるが、異人種だけでなく異宗教のテーマも盛り込んでいる。感動的なエンディングで、その後こそが気にもなるが、ロマンス映画の暖かさは充分に語られている。