The way back

Directed by Peter Weir (2010)

Incredible survival story of prisoners who escaped from Siberian gulag in 1941, and traveled over 4,000 miles on foot to get their freedom. Crossing the continent under different climate, unknown geographical feature and unfamiliar racial culture, and  finally 3 men could success to cross over the Himalayas to the green highland in India.

邦題:ウェイバック 脱出6500km

第二次世界大戦当時、シベリアの強制収容所から逃げ出した男達六人と、途中から加わった集団農場から逃げ出した一人の少女によるサバイバル映画ではあるが、そのスケールが凄い。シベリア、モンゴル、中国、チベット、インドへと徒歩で進むのだが厳寒のシベリア、灼熱の砂漠、雪に覆われたヒマラヤ越えと、大自然の過酷さに挑戦する人間の限界を試されているようだ。途中で、一人は祖国に留まり、少女と一人の男性が息を引き取り、一人はチベットに残り、結局三人の男性がインドの緑に覆われた茶畑にたどり着く。導入部で妻の告白ゆえにシベリアに送られたポーランド人男性の妻への愛の記録でもあり、戦争によって起こる人の心の醜さへの弾圧でもある作品。オールロケのこの映画はナショナルジオグラフィックの協賛もえている。