By Chris Raschka (Orchard Book – New York, NY in 1993)
Two boys meet on the street, and they have different racial and cultural background. Despite of their differences, they start to communicate each other with different way of speaking manner and body language. Their distance of recognition gets closer and closer, and their friendship begins.
作者のChris Raschkaは、5月の朝郵便局の帰りにこの絵本の最初の八行を思いついたとか。作者が住んでいるニューヨークの通りが舞台で、見知らぬ黒人と白人の少年が道で出会いコミュニケートしていく様子が、短い言葉と表現豊かなイラストで表わされている。各少年の文化背景がにじみ出るボディー・ラングエッジと言葉使いは、作者の見事な観察眼が生きている証であり、英語の原語では異文化接点の醍醐味が上手に表わされていて、異文化理解の導入書としても興味深い絵本である。日本では偕成社から「やあ、ともだち!」とのタイトルで和訳版が出版されている。