Directed by Jonathan Teplitzky (2013)
Former army officer who sets out the mission of revenge to confront the man who tormented him while he was a prisoner at Japanese labor camp during World War II.
邦題:レイルウェイ 運命の旅路
第二次世界大戦中にタイとビルマの間に計画された泰緬鉄道建設に従事させられた、英国人捕虜と日本人通訳者との和解をテーマとしたEric Lomaxの自伝の映画化。英国人捕虜達が日本兵の目を盗みラジオを作ったのが、見つかってしまった。主犯は自分だと名乗り出たエリックは、スパイの疑いをかけられ、拷問攻めになる。受信だけのラジオで、何も発信していないと説明しても聞いてもらえなかった。その時の苦しみが、戦後50年経ってもトラウマとなって消えなかった。そんな夫を妻は辛抱強く、ひたむきな愛情で支える。いつの時代でも、戦争は前線だけではなく、多くの人を巻き込み、各自の苦しみを癒す為には膨大な時間が必要となる。そんな戦争の惨さを、異なる戦争感を超えて見事に訴えている。