Directed by Barmak Akram (2013)
An Afghan father works hard for his family as a mine-clearing operator in the post war-zone. Suddenly he receives his family news that his unmarried daughter gets pregnant. As struggling against their social pressure, their family love-bond is tested but not loosed.
アフガニスタンからの映画で、世界各地の映画祭で注目をあびているが、決して明るい内容ではない。自由恋愛が許されない社会風潮の中で、家族を養う為に命がけで地雷撤去の仕事をする父親に、結婚していない自分の娘が妊娠したとの知らせが届く。親子のあり方、家族のあり方、男と女のあり方の描き方は、イスラム圏としての話より以上に、つい数十年前まで世界の大方の社会風潮であったことを思い起こしてくれる。遠い雪山の背景が、切ないくらいに時間の流れを見つめているようである。それでも流れる時間の合間を埋めてくれるのは、やはり家族の愛である。決して明るい内容ではないが、希望の存在と大切さをしっかりと教えてくれる、アフガニスタンとフランスの共同制作作品。